ブラインシュリンプを沸かす(孵化させる)道具は100均グッズで十分だと思っているアベニーパファー愛好家のモッチです。
このページを見ているあなたはブラインシュリンプを沸かすのに他のサイトが紹介するようなアイテムが「本当に必要なの?」と疑問に思っているはず。
私も初めて拒食症のアベニーパファーのためにブラインシュリンプについて調べた時に同じことを思いました。特にアクアリウムグッズをいろいろ買い揃えたばかりの頃は、ブラインを沸かす道具くらい安く済ませたいと思いますよね。
さて、今回は我が家で実際に使っている100均グッズを紹介しながらブラインシュリンプの沸かし方を解説していきます。
なお、我が家で愛用しているブラインシュリンプはテトラ社の「テトラ ブラインシュリンプ エッグス」です。
ブラインシュリンプを沸かす道具を紹介
まず最初にブラインシュリンプを沸かす際に使ってるアイテムを紹介していきます。
最低限必要なアイテム
ブラインシュリンプを沸かすのに最低限必要なアイテムはこちらの5つ!
1.プラコップ(クリアカップ) | これに塩水を作ってブラインシュリンプを沸かします(孵化させます)。 100円ショップの500ml以上のカップでOK。 |
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2.洗濯バサミ | プラコップを水槽に浮かべる際に固定するために使います。 100円ショップの洗濯場バサミ1個でOK。 |
3.計量器 | 家にあるものでOK。 家にない場合100ショップでもデジタルではない測りが売っていたはず。 |
4.塩 | 天然のお塩。 ブラインシュリンプを沸かす塩水を作るために使います。海水から作られた食用でOK。 |
5.ブラインシュリンプの卵 | ブラインシュリンプの卵です。我が家ではテトラ社の「テトラ ブラインシュリンプ エッグス」を使っています。 |
プラコップ(クリアカップ)の代わりに500MLペットボトルでもOKですが、ペットボトルだと水槽に固定しにくいので、プラコップがおすすめです。
結論から伝えるなら、なくてもブラインシュリンプは孵化します。
我が家では最初の頃は説明書通りエアレーションを入れてましたが、エアストーンやチューブに卵の殻がついたりとお手入れが面倒だったので今はエアレーションを使っていません。ただ、通気が悪いと孵化率が下がるというのが製品説明にあるコメントです。
余談ですが、個人的にオススメのエアストーンはこちらです。
プラスαであると便利なアイテム
テトラ社の「テトラ ブラインシュリンプ エッグス」を使う場合、先ほどのアイテムにプラスして、あると便利なものがマドラースティック。下の画像の右にあるアイテムですね。
なぜ、マドラースティックが必要かというと、ブラインシュリンプの卵が入ってる袋が縦に長く、下の方にしか中身が入っていないので柄の短いスプーンだと届かないからです。
さらに、500MLのプラコップでブラインシュリンプを沸かす場合には、エッグスの量がマドラースティックのスプーンですくうくらいの量で十分だからです。
もしかしたら「袋をトントントンと叩いて中身を出せばいいのでは? 」と思っているかもしれませんが、それはお勧めしません。
面倒臭がり屋の私がすでに試し済みで、大量に中身が出る失敗を3回くらいやっています。。
さて、ブラインを沸かす時には使いませんが、保管する際には次の画像のようなケースがあると便利です。こちらも100円ショップで購入しました。
ブラインシュリンプエッグスは、開封後は冷暗所で保管するのですが、我が家では冷蔵庫に入れて保管しています。
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ブラインシュリンプを沸かす手順
さて、ここからはブラインシュリンプを沸かす手順を紹介していきます。
テトラ社の「テトラ ブラインシュリンプ エッグス」を使った沸かし方ですが、基本はどのブラインも同じです。
STEP1:塩水を作る
規定量の場合には、水道水1Lに食塩20gですが500MLのプラカップでつくるので用意する水道水と食塩は次の量です。
水道水500MLに食塩10g
我が家では塩は基本的には測っていますが水は目分量です。なお、塩はすぐに溶けたりしないのでかき混ぜても底に沈殿している状態になります。
なお、我が家で使っている食塩はいつ買ったか覚えていないスーパーで売っているノーブランドの塩(国内の海水からつくったもの)です。
ちなみに、テトラ社「テトラ ブラインシュリンプ エッグス」の説明書の中ではテトラ マリンソルト プロでもOKとのことです。
STEP2:ブラインシュリンプ エッグスを入れる
規定量は水道水1L(食塩20g)にブラインシュリンエッグス約1g(小さじ1/4程度)ですが、500MLのプラカップでつくるので量は次の通りです。
ブラインシュリンエッグス約0.5g
我が家では、特に測らずにマドラースティックのスプーン1~2杯分入れています。
エッグスを入れたらクルクルとマドラースティックで混ぜます。
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STEP3:水温28度の水槽に浮かべる(固定する)
エッグスまで入れたプラコップを水槽の側面に上の画像の様に固定します。
ブラインシュリンプを沸かせる際には水温28度です。
【水温28度以外では孵化しない?】
一般的な熱帯魚水槽に多い26度で孵化しないかといえばそんなことはないです。我が家も初期は26度固定ヒーターを使っている水槽でブラインを沸かせていました。ただ、水温が不適当だと孵化率が下がるというのが製品側の説明です。
ちなみに、我が家のアベニーパファー水槽が28度なのは白点病予防のためです。
「白点病って何?」と言う方はこちらの記事をご覧ください。
STEP4:24時間待つ
水槽にセットできたら後は放置して待ちです。ブラインシュリンプは水温28度で24時間後に孵化します。
ブラインシュリンプが孵化するとこんな感じです。下の画像の丸で囲んだところ。
孵化したてのブラインシュリンプは0.4mmくらいなので、よく見ないと分からないのですが、プラカップ内でチロチロと小さく振動するような感じで動いているので目を凝らせば見えます。
ブラインシュリンプは光に集まる習性があるのでエサやり前にライトを当てておくのがおすすめです。
ちなみに、我が家ではアベニーパファーベビーとバンブルビーフィッシュのベビーが誕生してからは大量にブラインシュリンプを作る必要があり、最近は↓このようにGEXさんのオールインワン水槽「ラクテリア(ホワイト)」がブラインシュリンプ製造専用になっています。
オールインワンでライトもついているので何気にブラインシュリンプ作りにはとっても便利!
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沸かしたブラインシュリンプの維持方法
ブラインシュリンプを沸かすのには今回紹介した道具と手順で十分です。
ただ、湧いたブラインシュリンプを1日で使い切らずに数日持たせたい時には、カップ内の酸素量が重要になります。
沸かせた当日はたくさんのブラインシュリンプがいても酸欠で翌日には全滅して、あげるエサがない!なんてことも多々あります。ベビーブームの我が家では最近よくあります。。
なので、湧いたブラインシュリンプを2~3日維持したい時には別のブラカップにうつして、エアレーションを入れておくことをお勧めします。
エアレーションを使わずに維持する方法は現在調査中なので我が家で実験したらまた紹介しますね!
ブラインシュリンプの与え方と後処理
ブラインシュリンプの与え方についてはこちらの記事で紹介しています。
ブラインシュリンプエッグを孵化させて与え終わった後の塩水と殻の捨て方はこちらの記事で紹介しています。
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まとめ 孵化率を気にするかどうかが分かれ目
さて、我が家の100円ショップグッズで沸かすブラインシュリンプはお役にたったでしょうか。
孵化率を気にしなければ最低限の100円グッズでブラインシュリンプは沸かすことができます。
几帳面で孵化率を気にする方はいろいろとアイテムをそろえてみるのが良いでしょう。こんなアイテムもありますよ。
ちなみに、ブラインシュリンプはアベニーパファーが拒食症になった時に活躍するので早めに持っておくのがおすすめです。
1箱20ccなので少なく感じますが、アベニーパファーのような小さな熱帯魚用なら充分な量です。なお、ベビーが生まれた時にもブラインシュリンプが餌になります。(我が家ではアベニーより先にバンブルビーゴビーのベビーが生まれたので最近はビーベビーたちのエサとして大活躍です。
それでは、素敵なコフグライフを!