「アベニーが餌を食べない!」これはアベニーパファー飼育の1番の悩みと言っていいほど、グルメなアベニーパファーたちはエサを食べないことが多々あります。
初めて飼ったアベニーたちが全然餌に食いつかなかったり、1匹だけ餌を食べない子がいたりすると、どうしたらいいのか分からず不安ですよね。
我が家でも1期生の中に餌を一向に食べずにいつも水草のアヌビアスナナをつっついている子がいてハラハラしたものです。
しかもアベニーパファーには赤虫が鉄板!みたいな情報が多いのに「赤虫を食べない!」なんてこともざら。
さて、今回は「アベニーが餌を食べない!」となった時に最初にチェックしたい2つのことと試したい餌を3つを紹介していきます。
アベニー飼育は根気勝負!ぜひ、めげずにいろいろ試してあげてくださいね。
ちなみに、エサを食べない「拒食症」についてガッツリ解説している記事もあるので合わせて確認してみてください。
↓こちらの記事です。
エサの前にチェックしたい2つのこと
1.栄養剤を入れてる?
アベニーパファーのみならず、お魚たちは口から食べる餌からだけでなくエラからも栄養を取り込みます。
なので、飼育水(水槽内の水)に溶かしこむ栄養剤を入れてあげることが重要です。
アクアリウム初心者さんだとこのことを知らずにカルキ抜きをした水だけで飼育をしていることがあるので、まずは栄養剤を入れてあげましょう。
食べないと結局は弱ってしまいますが、拒食気味で口から食事をしなくてもエラからの栄養があれば多少はアベニーたちの体調も変わってきます。
我が家のアベニーパファー水槽で愛用しているのは【アクアシステム】ミネラルバランス 250ml です。
我が家はこれを入れてから拒食で亡くなるアベニーの数がぐっと減りました。
業務用タイプ(【アクアシステム】ミネラルバランス 5L)があるくらいの商品なのでアクアリストの中で人気が高い商品だといえますね。
2.アベニーの口はしっかり動く?
アベニーパファーが餌を食べない原因のひとつに、口が水カビ病で開かないということがあります。
水カビ病は綿のようなカビで体が覆われる病気なのですが、アベニパファーはよく口にくわえたエサの奪い合いをするので、口元のケガから口の中が水カビ病になることがあります。
口がパクパクちゃんと動くか見てあげましょう。もし、口の中に綿みたいなものがあるようなら餌を変える前に隔離して治療が必要です。
水カビにも使えるお薬はこちら。
我が家も口に水カビが発生して食べれないまま亡くなった子がいました。この時まだ口に水カビが発生するとしらなくてもっと早く知っていればと今でも悔やまれます。
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エサを食べないアベニーパファーに試したいエサ4選
1.ブラインシュリンプ
特に体が小さなアベニーパファーが餌を食べない時に試して欲しいのがブラインシュリンプです。
ブラインシュリンプは、塩水湖に生息する動物プランクトンの一種でアルテミアと呼ばれることもあります。
商品化されているブラインシュリンプには
- 生餌タイプ(卵から孵化させるタイプ)
- 冷凍タイプ
- 乾燥タイプ
の3タイプがあるのですが、拒食気味・拒食症のアベニーパファーには、①の生餌タイプをあげてみてください。
孵化までに24時間かかることや塩水を作ったり水槽に浮かべたりとちょっと手間ですが試す価値ありです。
我が家では、拒食のアベニーにテトラブラインシュリンプエッグを沸かして(孵化させて)与えたところ、今まで餌に見向きもしなかった子が、ぴょいぱく、ひょいぱくと音が聞こえてきそうなくらい喜んで食べていました。
拒食だった子以外のアベニーたちも結構喜んで食べていて、一緒に暮らしてるタンクメイトたちも食べていましたよ。
孵化させるのが手間で冷凍のブラインシュリンプを購入するときには、どのサイズのブラインシュリンプが冷凍されているのかしっかり確認しましょう。ブラインシュリンプは0.4mm~1cmと成長段階によってサイズが違います。勝手に小さなブラインの冷凍だと思った商品が5mm大の成長したブラインだったことがあり冷凍庫で日の目を見ることなく眠っています。
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2:淡水しじみ(貝類)
貝類はアベニーパファーの大好物!アクアリウムを始めたばかりだと水槽に貝(スネイル)が発生していないと思うので、淡水シジミをぜひ!
実は我が家ではシジミを試したことはまだないのですがTwitterでシジミをあげた飼い主さんのツイートを発見し、ナイスアイデア!とおもったので今回こちらに入れさせていただきました。
アベニーパファーを飼って1週間。
冷凍赤虫をあげてたけど、食べなくて細くなっていく、ぷっ君。拒食かと思い心配。今日しじみを買って来てパカっと開けてあげたら、美味しそうに食べる♡
水槽にしじみ買お😁 pic.twitter.com/NbQpBv2tSI— ぴよぴよ〜ん (@AkikoPian) May 13, 2020
パカッと貝を開けて水でよく洗ってからアベニーにあげてみてください。
ちなみに、淡水のシジミは水質浄化にも役に立ってくれるので、万が一アベニーが食べなければそのまま水槽に入れておくのもOK!
スーパーで売っている食品の淡水シジミならアベニーが食べなくてもお味噌汁として自分でたべられるのでロスがなくて最強です。
アクアリウム用の淡水シジミはこちら!
3:ミジンコ(タマミジンコ)
アベニーパファーは動いているものに反応して食べる習性があるようで、生きたエサ(生餌)への反応は良くなります。
ネットで購入できる手軽な生餌のひとつに「ミジンコ(タマミジンコ)」があります。
ミジンコもアベニーパファーが食べるエサなので試してみる価値ありです!
ただ、ミジンコ自体が食べ続けないと生きていけない習性を持っているので、生餌として購入してしばらくタマミジンコを生存させるには、タマミジンコの餌となる「クロレラ水」の購入も必要です。
また、購入時に全滅していたりすることもあり、タマミジンコの生体に混ざってる耐久卵を孵化させたりと事前に知識がないと、買って損する形になります。
タマミジンコについてはまた別途詳細記事を執筆予定です。
※タマミジンコは「メダカ学園」さんでの購入がおすすめです。
合わせてクロレラ水も購入しておきましょう。
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4:クリルグラニュール ※残念ながら商品が廃盤になりました
なかなか人工餌に食いつかないといわれるアベニーパファーが高確率で食いつくのが「クリルグラニュール」
※残念ながらクリルグラニュールは廃盤になってしまいました。販売元に問い合わせたところ製造工場に衛生上の観点から行政指導が入り、つくれなくなってしまったそうです。その後も別工場で後継品を試作したものの以前のような食いつきを再現できなかったのでクリルグラニュールは廃盤となったとのことです。
クリルグラニュールに変わる顆粒餌については↓こちらにまとめています。
1粒のサイズが2~3ミリと大きめの粒もあるので、体が小さな子にはカッターでカットしてあげるのがベスト。
アベニーたちはプライドが高いのかメンタルが弱いのかどちらかわかりませんが、何度か上手に食べれないと拗ねて食べなくなることもあります。
なので、食事の様子を見てエサを小さくカットするというひと手間かけることも拒食を防ぐ一つの手です。
▲こちらカットしたクリルグラニュールを食べてる体調1cmくらいのチビアベニーたち。
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アベニーの食の好みは成長とともに変わることも
我が家に来た頃はエサを食べずハラハラした子は、ブラインシュリンプをあげてから徐々に餌を食べるようになりました。その子も今ではもりもり冷凍赤虫もクリルグラニュールも食べる立派なオスになりました。
人間も成長とともに味覚が変わるようにアベニーたちも好みがかわるようですね。
では、素敵なコフグライフを!
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