初めてアベニーパファーの卵を見つけたらコレから何をどうしたらいいのか分からず戸惑いますよね!
私も初めて卵を採取したあと、どうやって育てたらいいのかかなり悩みました。「どれくらいで孵化するの?水温は?」と言う基本事項から「動かないけど大丈夫?」「いつからエサ食べるの?」「産卵箱はどこのどれがいいの?」といった成長や環境に関する疑問がいっぱい!
色々知りたいことを検索してアベニー飼育者さんのブログを見ても、なかなか知りたい情報がピンポイントには見つからない!そんなもどかしい思いをしたものです。
そこで今回は稚魚の飼育が未体験もしくは初体験の方に向けてアベニーパファーの稚魚の育て方を順序立てて紹介します!(我が家で100匹以上の孵化から育成を観察した結果)
- アベニーパファーの稚魚飼育で先に知っておきたい4つのポイント
- 卵から孵化までの様子と飼育ポイント
- 【孵化当日】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育ポイント
- 【孵化2日目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育ポイント
- 【孵化後3~4日】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
- 【孵化後5日目】アベニーファーの様子と飼育のポイント
- 【孵化後約8日目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
- 【孵化後10日目】アベニーパファー稚魚の見た目と飼育のポイント
- 【孵化後約15日目】アベニーパファー稚魚の見た目と飼育のポイント
- 【孵化後約1か月目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
- 【孵化後約2か月目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
- 【孵化後約3か月目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
- 【孵化後約4~7か月目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
- 稚魚水槽にも栄養剤を入れよう!
- 産卵箱から稚魚を移したミニ水槽はこちら
- 終わりに
アベニーパファーの稚魚飼育で先に知っておきたい4つのポイント
1.孵化後は水替えによる環境の変化が命取りになる!
熱帯魚の稚魚全般にも言えることなのですが、アベニーパファーの稚魚は緩やかな水質の悪化には比較的強いのですが、水替えによる急激な水質変化には弱いので特に注意が必要です。
我が家では稚魚が生まれてからしばらくこの基本事項を知らないまま産卵箱に苔が生え始めると水替えをして、その後数日間にサイズが2~3mmの子が虹の橋を渡っていました。今思うとかわいそうなことをしました。
水替え後に稚魚の調子が悪くなることにきづいてからほとんど水替えはせず、エサの時にスポイトで古い水を3~3回吸いだしカルキを抜いた新しい水を加えるようにしています。苔が生えても極力そのままにするようにしました。我が家で重宝しているスポイトはGEXさんの「そうじラクラク クリーナースポイトロング」です!
ちなみに、スポイトで水を入れるときも水流に気を付けてください。水流に巻き込まれて脳震盪(のうしんとう)を起こす子やショックで虹の橋を渡ってしまう子がいるので要注意です。エサのブラインシュリンプを上げるときも注意が必要です。
よく「稚魚にはきれいな水を」と書いてあったりしますがアベニーパファーの稚魚を育ててみて、これを真に受けすぎるとあまりよくないなと感じました。とはいえ、各ご家庭のアベニーパファーちゃんの命を守るのは飼い主さんのお仕事なので飼い主さんが納得される方法を選んでくださいね。
2.頑張っても一定数は自然淘汰されていく!飼い主自身のメンタルケアをしっかり!
大人のアベニーパファーでも同じなのですが、どんなに気を配って丁寧に育てても一定数が自然淘汰されてしまいます。手塩にかけて育てた稚魚が天に召され虹の橋を渡ってしまうのはとても悲しいことです。たとえ、お別れとなってしまっても自分を責めずにいてくださいね。
我が家も2020年の6月以降、100匹以上の稚魚が誕生しましたが、2021年現在元気なのは20匹です。(最近生まれた子も含む)
3.稚魚であっても肉食!体格差が出始めたら部屋を分ける!
サイズが1.5mmくらいの稚魚でもバリバリの肉食です!自分よりサイズの小さい稚魚に噛みつきます!さすがに共食いとまではいきませんが、1.5mmくらいの小さいうちの方が食欲旺盛でじっと動かない孵化したて稚魚に噛みつく子が一定数現れました。
後ほど詳細を書きますが、仕切りのついた産卵箱を用意して成長の段階に合わせて部屋分けする必要があることを覚えておいてください。
部屋のわけかたやスドーサテライトスリムMがアベニー稚魚飼育にお勧めな理由を↓こちらの記事にまとめているので合わせてご覧ください。
4.水温によって成長スピードが変わる
夏場と冬場の稚魚の成長具合を見ていると夏場の水温が高い時期の方が圧倒的に成長速度が速いです。後ほど詳しく解説しますが水温が22度前後の低い状態だと孵化まで日数も長くなり、孵化後の体の成長具合もゆっくりになります。
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卵から孵化までの様子と飼育ポイント
水温によって変わる孵化までの日数
水温によって孵化までの日数が違います。目安になりますが水温と孵化日数はこんな感じです(我が家調べ)
約24~26度:3日~4日で孵化
約22~23度:5~7日で孵化
約27度以上:カビが生える可能性が高まるので注意
約24~26度で3~4日で孵化させるのがおすすめです。孵化までが長いとカビが生える率が高まり、卵の間に虹の橋を渡る子も増えます。まずは、孵化させたいですよね!
産卵直後から孵化直前までの卵の色の変化
アベニーパファーの卵は透明から茶色に変化する
上の画像のように①から⑤の順で透明から茶色に変化していきます。
①産卵直後の有精卵(透明度が高く細胞が見える)
②卵の中の細胞部分が次第に大きくなる
③卵が茶色くなり始める(まだら模様)
④卵が全体が茶色くなる(赤みの強い茶色)
⑤卵の茶色が濃くなる(少しこげ茶っぽくなる)
この色の変化が先ほどお伝えした孵化までの期間に見られます。⑤まで行くと孵化します。
先ほどもお伝えしましたが水温が約24~26度くらいなら3日~4日で孵化、水温が約22~23度くらいなら5~7日で孵化です。
【注意】無精卵はすぐに白カビが生えるので取り出す
1.無精卵が白くなった様子 | 2.無精卵に白カビが生えた様子 |
無精卵の場合、その日か翌日には白く濁り白いカビが生えてきます。カビがほかの有精卵に影響しないよう早めに取り出しましょう。ちなみに、初めて見つけた卵の場合は本当に無精卵なのか信じられないと思うのでせめてほかの卵とは別の容器に移しましょう。(私も最初は信じたくなくて、カビが生えるまでは他の容器で保管してました)
この時期の飼育環境
産卵箱+ゼリーカップで十分OK
産卵箱に小さいカップを洗濯ばさみで止め、そこに卵を入れるスタイルがおすすめです。産卵箱で水温が管理でき、小さいカップなら卵の観察がしやすいというメリットがあります。我が家では100個以上の卵をとりあげる中このスタイルに落ち着きました。
アベニーパファー用の産卵箱には後ほど理由を紹介しますが、部屋を仕切れる外掛けタイプがおすすめです。我が家ではスドーさんの「サテライトスリム」を愛用しています。
【孵化当日】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育ポイント
孵化直後は赤茶色で力なく横たわる
孵化直後のアベニーパファーのサイズ約1mm
孵化直後のアベニーパファーの稚魚はアベニーの原型をとどめない丸と線のでできた小さな塊です。孵化直後の稚魚の多くは力を使い果たしたからなのか上の画像のように横たわったまま動きません。
卵と孵化直後のアベニーパファーのサイズ比較
ブラインシュリンプエッグを購入しておこう!
アベニーパファーの稚魚が最初に食べるエサは生餌の「ブラインシュリンプ」です。手元にない方は孵化前から準備しておきましょう!特にネットショップの場合、単品だとレターパックで送られてくるので日数がかかります。
ブラインシュリンプとは
ブラインシュリンプとは「アルテミア(Artemia)」という塩水湖に生息する小型の甲殻類のこと。サイズは1mmくらいです。ブラインシュリンプは熱帯魚の稚魚の餌として有名ですが、初めてアクアリウムを始める多方には聞きなじみのない言葉ですよね。
アベニーパファーの稚魚には生餌を与えます。冷凍はよっぽどお腹がすいてないと食べません。
我が家で愛用しているのはテトラさんの「ブラインシュリンプエッグス」です。
ブラインシュリンプの沸かし方
ブラインシュリンプを沸かすのに必要な道具や沸かし方はこちらの記事で紹介しているので後で読んでみてください。
【孵化2日目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育ポイント
孵化2日目くらいからお腹を下にしてじっとしている
お腹を下にして起き上がったアベニーを上から見た様子
【動かないけど捨てないでね!】
この時期のアベニーパファーの稚魚は孵化後全くと言っていいくらい動きません。ピンセットでツンツンしても動かない子は動きません。虹の橋を渡ってしまったのかも!?と思って捨てないよう注意してください。本当に天に召された場合、白カビがはえてくるのでそれまでは、生きているので辛抱強く見守りましょう。
この時期のアベニーパファーの稚魚は「卵のう」から栄養をとる
孵化直後の稚魚のお腹には透明で真ん丸な「卵嚢(らんのう)」があります。孵化後しばらくはこの卵のうから栄養を吸収するため何も食べません。とにかくじっとしています。飼い主としては生きているのか心配な日が続きます。
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【孵化後3~4日】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
孵化後3~4日後に卵のうが無くなり壁に張り付く
敵から身を守るためなのか孵化後3~4日すると壁に張り付きだします。この壁に張り付いている期間も何も食べません。
徐々に色や形態が変わり目が分かるようになる
始めは赤茶色で目の位置も分かりませんが、次第に目の部分の色が濃くなり、体船体の色がこげ茶色に変化していきます。
1.赤茶色で目の位置は分からないアベニーパファーの稚魚
2.目の位置が分かるようになったアベニーパファーの稚魚
3.体の色がこげ茶になり目の色が黒くなったアベニーパファーの稚魚
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【孵化後5日目】アベニーファーの様子と飼育のポイント
孵化後5日目のサイズは約2mm
目の輪郭と黒目がはっきりする
壁から降りてきて床でじっとしている
目の輪郭と黒目が分かる頃には壁にあまり張り付かなくなります。床でじっとしています。
このタイミングでブラインシュリンプを沸かす
目の輪郭が分かるようになり、床に降りてきたらブラインシュリンプを沸かします。この時期の稚魚は、ブラインシュリンプをまだ食べない場合がほとんどですが、少し与えて様子を伺います。
フワフワ泳ぎだしたら餌を食べる
床を離れてフワフワ泳いで移動するようになればブラインシュリンプを食べる頃です。
この時期には間仕切り付きの産卵箱を用意
この時期にまだ産卵箱を用意していなければ、そろそろ準備が必要です。特に産卵が続いていて、日々採卵しているようであれば特にです。この後紹介しますが、ほかのアベニーに噛みつく子も現れるので間仕切り付きの産卵箱がおすすめです。
我が家で愛用しているのはスドーさんの「サテライトスリムM」です。
この産卵箱は外掛け式で本水槽の水をくみ上げる装置が付いていますが、アベニーパファーの稚魚には水流が負担になるため我が家では使用せず使っています。付属品で大活躍なのが、取り外し可能な仕切りと網目の細かい出口の蓋です!
商品としては外掛け用ですが、産卵箱の形状から内掛けにも変更して使える点が最高に素晴らしいと思っています。
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【孵化後約8日目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
孵化後8日目の体長は約2.5mm
色見と形状が変わる
孵化8日目のアベニーパファーの色はこげ茶色から少し黄色っぽい茶色になります。形状も今までの楕円形に尻尾と言う形からアベニーパファーらしい姿に変わります。
産卵箱の中を少し泳ぐようになり、画像のようなでっぱりで休憩する可愛い姿が見られます。
上から見るとボディが菱形に近くなる
この時期になると上から見ると今までの楕円と線と言う形状から、エラのあたりの幅が広い菱形と線と言う形状に変わる。
水槽内を泳ぎエサを食べるようになる
泳ぎだしたら1日2回ブラインシュリンプを与える
ブラインシュリンプを限界まで食べてお腹が重いアベニーパファー
ブラインシュリンプを食べるとお腹がオレンジ色になって可愛い!限界まで食べるのでブラインシュリンプのあげすぎには注意。
エサ不足に注意!非常食として冷凍のブラインシュリンプを準備!
この時期以降のアベニーパファーの稚魚は餌を積極的に食べるようになっていきます。そうなったときに陥るのがエサ不足!ブラインシュリンプが足りない!と言うことが発生しやすくなります。特に仕事や家事が忙しく沸かすのを忘れちゃった!と言う時は悲惨です。我が家でも何回か発生しました。
そんなときのためにも非常事態用に冷凍のべビーブラインシュリンプを1個購入しておきましょう。相当お腹がすかないと冷凍品を稚魚は食べず、量が多いのでかなり余りますが稚魚を飢えさせるわけにはいかないので準備しておくのがおすすめです。
【キョーリン】 クリーンベビーブラインシュリンプ |
ベビーブラインシュリンプだとこのように 小さいブラインシュリンプの冷凍版 |
【注意】冷凍ブラインシュリンプは必ず「ベビー」をチョイス!
冷凍のブラインシュリンプは、ブラインシュリンプのサイズ表記に注意!ブラインシュリンプのベビーではなく、生体サイズを買ってしまうとアベニーパファーの稚魚の餌にはなりません。私はこのことを知らずに最初に間違えて購入してしまいました。みなさんはお気を付けくださいね!
他の稚魚に噛みつくアベニーパファーが現れだす
背後からそーっと忍び寄り、相手のしっぽの先やしっぽの付け根にガブっと噛みつきます。
かじり癖のあるアベニーパファーの稚魚は隔離
噛まれた稚魚も大慌てで逃げるので共食いにはなりませんが、成長するにつれて噛む力も強くなるので、かじり癖のある子は隔離します。
我が家でかじり癖のあるこをガジガジ君と呼び同じ部屋にいれたらなぜか誰もかかじらないという謎の現象が起きました。力関係が均衡していたのでしょか。
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【孵化後10日目】アベニーパファー稚魚の見た目と飼育のポイント
孵化後10日目の体長は約2.5mm
水槽内を泳ぎまわる
孵化後10日もすれば産卵箱内を精力的に泳ぎ回ります。このころになると産卵箱の中をよく泳ぎまわります。小さなヒレとしっぽをパタパタさせる姿がなんとも愛くるしい!
【孵化後約15日目】アベニーパファー稚魚の見た目と飼育のポイント
サイズは約2.5mmで体に厚みが出る
ゴマ塩柄がわかるようになる
背びれや尾びれなどの形がどんどんしっかりしていく
この時期は体長が長くなるというより縦横に厚みが出てきます。
バクバク食べてウンチもしっかり大きくなる!
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【孵化後約1か月目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
サイズは3~5mmくらいへと成長していく
尾の形やフォルムは大人アベニーと変わらない
柄はまだごま塩
丸まる姿も愛くるしい
孵化1か月目の頃は体が弱い子は淘汰されていく
これは我が家の稚魚を観察して思ったことなのですが、不思議と同じ時期に孵化した子が同じ時期に虹の橋をわたってしまうので、親から受け継いだ遺伝子の強さみたいなのがあり弱いと生き残れないようです。
【孵化後約2か月目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
サイズは5~8mmくらいへ成長していく
体の厚み(高さ)が2倍くらいに成長し大きめの柄も出てくる
このころには柄の個体差がはっきり出る
この子は大きめのドット柄
この子たちは細かいゴマ柄
親アベニーを複数飼育していた場合、子どもたちの柄はさまざまになります。産卵箱を上からのぞくといろんな柄があってとてもかわいいです。柄から誰と誰の子どもだろう?と考えたりするとまた楽しいです。
サイズが5mmくらいの頃が1番人懐っこくてかわいらしい
あくまで我が家のアベニーパファーの稚魚を観察しての感想ですが、5~7mmくらいの稚魚の頃が1番好奇心旺盛で警戒心がなく人懐っこいです。産卵箱を覗くたびに「なになにエサくれるの?」と言った感じで近づいてきてくれてかわいいです。目がクリクリ動いて悶絶するくらいかわいい!!
大きくなるにつれて警戒心が強まり、空腹時以外は身をひそめてしまうので飼い主としてはこのギャップがつらいところ。
サイズが約5mmになったら小さめの赤虫も与える
冷凍赤虫を溶かすと太さや長さが異なる赤虫があるので、この中から細くて短いものを選んで5mm以上の稚魚には与えています。
稚魚に赤虫をあげる注意点
アベニーパファーの稚魚たちは自分の口のサイズやお腹に収まるサイズなど無視して食らいつきます。長さや太さを飼い主側が気を付けて選んであげないといけません。下手をすると赤虫を詰まらせたことが原因で虹の橋を渡ってしまいます。
悪い例 (画像をタップすると拡大できます) |
|
5mmくらいの小さなアベニーの稚魚に赤虫のサイズを選定せずにあげてしまったので、もがいています。口から出た部分をピンセットでつまんで取ってあげるのも、アベニーが暴れまわり体力的にも内臓の具合的にも危険。小さいうちから赤虫をあげるときには小さいものを選ぶことを忘れないで! |
稚魚に与える赤虫のポイント
稚魚たちに健康で元気に成長して欲しいのであればちょっと高くてもビタミン配合の冷凍赤虫をあげるのをおすすめします。稚魚に限らず大人アベニーたちもビタミンは重要です。我が家ではビタミン入りの赤虫に変えてから病気からの回復にも強くなり、天に召される子も減りました。我が家ではキョーリンさんの「クリーン赤虫ミニキューブ」を愛用しています。
餌によってウンチの色が違う!
ブラインシュリンプの時は:オレンジっぽいピンクのうんち
赤虫の時:黒っぽいうんち
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【孵化後約3か月目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
サイズは約1cmに成長
目力が強い!
顔立ちは大人と変わらない
凛々しいお顔立ち!
お腹の色がどんどん白くなりエサの色が透けなくなる
3か月もするとエサを食べてもその色が次第に透けなくなていきます。
【孵化後約4~7か月目】アベニーパファーの稚魚の見た目と飼育のポイント
4か月目を超えれば赤虫も食べるので順調にいけばすくすく大きくなっていきます。孵化からずっと育てているアベニーには拒食や極度の偏食をする子はいませんでした。お店からお迎えしたアベニーたちの方が拒食に偏食に病気といろいろとトラブルが尽きない飼育状態でしたね。
孵化後7か月くらいまでに約1.5cmへと成長していく
6か月目の稚魚:サイズ約1.2~1.3㎝
プラカップの中で水槽お引越し待ちのアベニーたち。中央の子が6か月目。
早ければ7か月目でオスの印(目の横の線)が出る
7か月目の稚魚:サイズ約1.5㎝ 目の横に線が出た雄
いい写真がなくてこれになりましたが、本物を観察すると目の横にオスの印の縦線があります。オスの方が警戒心が強いのか写真を撮ろうとすると隠れてなかなかいいのが撮れませんでした。
体の成長とともに警戒心が強まりかくれてしまう。
前述しましたが、大きくなればなるほど警戒心が強まり水槽に近づいても空腹時以外は身をひそめてしまいます。ちょっと悲しいですがそれも成長ですね。
稚魚水槽にも栄養剤を入れよう!
他の記事でもお伝えしていますが、アベニーパファーたちは栄養を口から食べる食事以外にエラからも吸収しています。ミネラル類を産卵箱や稚魚用の水槽にも適切な量を入れてあげましょう!我が家ではだいたい、稚魚が5mmサイズを超えたころから入れています。
我が家の愛用品はアクアシステムさんの「ミネラルバランス」です。
産卵箱から稚魚を移したミニ水槽はこちら
冬場に水槽サイズを2STEPで大きくしました
STEP1:15cmキューブ水槽+ヒーター
冬場に夜の部屋の気温がグッと下がり始めたころから大きめの稚魚たちは産卵箱飼育からミニ水槽飼育に変更しました。
まず第1弾としてゼンスイさんの15㎝のキューブ型小型水槽「ライティキューブ(LED付)」を使用。蓋の部分にLEDライトもついているのでお得!素材はガラスでなくプラなのでお手頃価格で助かります。カラーはいくつかあってクリアーがおすすめ。(でも我が家ではクリア―が買えずにグリーンを使ってます)
15㎝キューブ水槽にはGEXさんのヒーター「オートヒーターミニSH10」を設置していました。このヒーターは保温温度が24度~28度でヒーターのサイズが5×3.8㎝と小さくコンパクトなうえに、稚魚が入る隙間がない形状なのがかなりのおすすめポイント。
STEP2:25㎝水槽+ヒーター+エアレーション
1番大きな稚魚が1.5cmになった12月末にコトブキ工芸さん25㎝キューブ水槽「クリスタルキューブ250」に変更。30㎝キューブと迷いましたが我が家で水槽をのせるインテリアに丁度良いサイズが25㎝だったのでこちらにしました。
25㎝キューブに変えた際にヒーターは自分で温度調整可能なGEXさんの「NEWセーフカバーヒートナビ80」を設置。こちらはカバー式なので中に入る隙間がありますが今のところアベニーパファーの稚魚が入ることはないです。
この水槽に、ほかの稚魚が入った産卵箱をわざと内掛けにして入れることで冬場の低温化を避けています。
終わりに
さて、現在進行形でアベニーパファーの稚魚の飼育中の方も産卵を待ちに待っている方もアベニーパファーの稚魚飼育方法はイメージできたでしょうか。この記事が役に立ってたくさんのチビニーたちが元気に育つ子をと願っています。
それでは素敵なコフグライフを!