エビの種類・飼い方

アベニーパファー水槽でミナミヌマエビの飼育や繁殖は可能?混泳での飼育環境やミナミヌマエビを増やすコツ

エサをツマツマする姿が可愛いミナミヌマエビたちをアベニーパファーと一緒に飼いたいと思っている方は多いはず!だけどアベニーパファーたちにとってエビはごちそうなので食べられる危険性がある。でもエビも飼いたい!そんな葛藤を抱えながら「アベニーパファーに食べられずに、エビたちを飼うことはできないものか」とお悩みのあなたに向けて、アベニーパファー水槽でミナミヌマエビを飼育、繁殖させるコツを紹介していきます。

アベニーパファー水槽でミナミヌマエビの飼育も繁殖も可能!

アベニーパファー水槽でミナミヌマエビを飼育することも自然繁殖させることも可能です。


(↑抱卵したミナミヌマエビ)

ただし、飼育しているミナミヌマエビたちが1匹もアベニーパファーに食べられないという状況をつくるのは難しいのです。場合によっては食べられてしまうことを覚悟をして混泳させましょう。


(↑食べられたミナミヌマエビとアベニーパファー)

ちなみに、抱卵したミナミヌマエビを産卵箱などに移さなくてもアベニーパファー水槽内でミナミヌマエビたちは自然に繁殖しています。

【我が家の場合】
我が家ではアベニーパファーを初めてお迎えしたときからミナミヌマエビを混泳させていますが、アベニーパファーがミナミヌマエビを食べるかどうかには波があります。全く問題なく同居していたかと思えば、急にミナミヌマエビを襲いだすときがあり飼育者としてはその明確な違いを見分けられていない状況です。

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アベニーパファー水槽でミナミヌマエビを飼育するならエビに合わせた飼育環境に!

アベニーパファーよりもミナミヌマエビたちの方が水質に敏感です。ミナミヌマエビに適した環境を作ってあげましょう。

アベニーパファーとミナミヌマエビの飼育環境の違い

アベニーパファー ミナミヌマエビ
水温 24〜28度 20~28度
水質 pH6.0~7.5
(弱酸性~中性)
pH6.5~7.0
(弱酸性~中性)

オススメの水温

水温は、アベニーパファーにかかって欲しくない病気「白点病」を予防するために、28度がおすすめです。

【病気】アベニーパファーの「白点病」を解説!原因・予防策・治療方法・治療薬・病気を見分けるポイントなど解りやすく!白点病(はくてんびょう)は、アベニーパファー飼育者に限らず全てのアクアリストが最も恐れる観賞魚の病気といっていいくらい、かかって欲しくな...

オススメのPh

水質は、アベニーパファーにもミナミヌマエビにも有害なアンモニアの発生を少しでも抑えられるようにpHを7以下にしてあげましょう。(pHを7以下に抑えることでアンモニアよりも毒性の低いアンモニウムイオンの状態にできるため)

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アベニーパファー水槽でミナミヌマエビの繁殖率をアップさせるにはこれを入れる!

アベニーパファー水槽内でミナミヌマエビたちの繁殖率をアップさせるには次の2つを入れてあげましょう。

  1. 隠れ家になる「水草」
  2. 脱皮不全を起こさせないように「栄養剤」

アベニーパファーたちから身を隠す水草を沢山入れてあげるほど、ミナミヌマエビの繁殖成功率が上がります。どんな水草を入れるといいかは次の章で解説しますね。

また、ミナミヌマエビは脱皮に失敗して天に召されることが多いので、ミナミヌマエビの脱皮不全を防ぎ、生存率をあげるために水槽内に「ミネラル」が必要です。ミネラルを添加できる栄養剤を入れてあげましょう。

ちなみに、アベニーパファーたちにもミネラルは必要なので栄養剤は必須アイテムです。栄養剤はアベニー(熱帯魚)用とエビ用の2種類用意する必要はありません。アベニー(熱帯魚)用1種でOKです。

我が家では、アクアシステム「ミネラルバランス」を愛用しています。

我が家ではこちらを入れるようになってから、アベニーもミナミヌマエビたちも天に召される率がグッと下がりました。

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ミナミヌマエビの繁殖率をアップさせる水草はこれ!

お勧めNO1!ウォーターウィステリア

我が家で10種以上の水草を入れた結果、ミナミヌマエビたちの生存率、繁殖率UPには「ウォーターウィステリア」がダントツおすすめです。

入り乱れた葉がエビたちの隠れ家になり、アベニーパファーたちに捕食されることなく孵化したミナミヌマエビの稚魚が育ってくれます。

我が家ではこの水草を入れていた期間が最もミナミヌマエビが増えましました。
この水草を入れなくなってからは、見かける稚魚の数も大人のミナミヌマエビの数も減っています。

なお、ウォーターウィステリアは水草水槽ブームより前から熱帯魚水槽に用いられてきたポピュラーで初心者も扱いやすい水草です。

ウォーターウィステリアについては↓こちらの記事で詳しく紹介しています。

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ちなみに上の画像に見える小さな赤いエビは「レッドファイアーシュリンプ」の稚魚です。
なお、ミナミヌマエビには赤や黄色、青などの改良品種がいますが、色が目立つほどアベニーパファーに捕食されます。我が家では最終的にカラータイプのエビは全滅しました。。

その他のおすすめ水草

水草は背が高く葉が多く重なるタイプがエビにはGOOD!

背丈が短い水草だとアベニーパファーたちから見つかりやすいため、背が高く葉が多く、密になるような水草を入れてあげるとミナミヌマエビたちにはいいようです。

水槽が小さくて、背が高く葉が広がるような水草を入れられない場合には、ウィローモスを入れてあげましょう!

ウィローモスはアベニーパファーたちが繁殖活動を始めた際の産卵場所にもなるので、アベニーパファーとミナミヌマエビのどちらにもおすすめな水草ですね。

 

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水替え時にはミナミヌマエビの稚魚に要注意!

ミナミヌマエビたちの生存率を上げるためにも、水替え時に誤って稚魚を捨ててしまわないようにしなければなりません!

底砂フィルターで水槽内の水と一緒にミナミヌマエビの稚魚が吸い上げられてしまうことはよくあります。ミナミヌマエビは透明に近く、稚魚は小さいのでバケツの水を捨てる前に、エビの稚魚がまぎれてないかチェックしましょう。

バケツの底や側面でじっとしていると気づけないので、バケツを揺らしてエビの稚魚がいる場合に泳ぎだすよう促すことも必要です。

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水質が安定してからミナミヌマエビはお迎えする

ミナミヌマエビは、アベニーパファーたちよりも水質の変化に敏感なので、初めて水槽を立ち上げる場合、アベニーパファーたちを先にお迎えしてから、水槽立ち上げから1~2か月たったころにミナミヌマエビを投入してあげることをお勧めします。

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終わりに

さて、記事を読む前と呼んだ後ではアベニーパファー水槽でミナミヌマエビを飼う決意が変化したでしょうか。

本当にアベニーパファーたちは気まぐれで1匹1匹個性が違うので、どんな子がお家にやってくるかでエビたちとの関係性も変わってきます。

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