ミニミニボディでキュートな淡水フグ「アベニーパファー」たちはいったいどんなところからやってきているのでしょうか。アベニーパファー豆知識Vol.1では、彼らの出身地(生息地)について紹介していきます。
「自然界ではいったいどんな環境で過ごしているの?」「出身地で固体に違いはあるの?」といった情報は知らなくても飼育に大きな影響はありません。
ですが、毎日一緒に暮らすアベニーたちがどんなところからやってきたのかを知ってみると、より飼育に味わいが出るというものです。
それでは、彼らの生息地(出身地)を覗いてみましょう!
アベニーパファーの主な生息地は2か所
南インドとスリランカがアベニーたちの故郷
アクアリウムショップのアベニーパファーたちは南インドやスリランカからやってきます。
南インドでは、ケーララ州とカルナータカ州南部のパンバ川を含めた13の河川・河口の淡水域にアベニーパファーが生息すると言われています。スリランカについては書籍なども調べましたが生息地の詳細な情報がありませんでした。
アベニーたちの生息場所について京都淡水河豚繁殖研究所さんのツイートがとてもよかったのでシェアしますね。
緑枠はアベニーパファーの生息場所
赤枠はイミテーターの生息場所
広範囲に生息しているアベニーパファーの中に局地的にぽつんと生息している感じ
あとマンガロールのほうに生息しているイミテーターは黄色みが強く独特の模様 pic.twitter.com/QdiYJC6209— 京都淡水河豚繁殖研究所 (@puffers_island) September 22, 2019
我々人間が飛行機でインドへに移動するのにも約10時間かかり大きなストレスを感じるので、体の小さなアベニーパファーたちが長時間輸送のストレスに耐えて我が家にきてくれていると思うととても感慨深いですね。
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アベニーパファーたちが住む川はこんな感じ
▲クリックすると拡大できます(出典元:「フグの飼い方」P7 アクアライフ編集部編)
こちらの画像はインドのケララ州に流れる川に生息数アベニーパファーの写真です。結構濁った川なので水槽の水はアベニーたちにとってはかなりクリアな状態といえますね。
上の画像に「←アベニー」と白い文字の部分をよく見てください。黄色い塊がアベニーです。この画像の中にざっくり数えて100匹以上のアベニーがいます。
自然界でアベニーパファーたちは群れて生活をしています。
水槽飼育下の場合、水替えをした後など危険を感じた時に群れてパトロールをしたりしています。それ以外は、基本的には単独行動です。
我が家は現在17匹のアベニーがいるので大規模のレイアウト変更&水替え後は6~10匹くらいで群れてパトパト(パトロール)をしていてとってもかわいいですよ。
上の画像がちょうどみんなで群れてパトロール中のアベニーたちです。こんな風に1列になって泳ぐのは珍しい風景です。
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インドの川を泳ぐアベニーパファーはこんな感じ
インドの川を泳ぐ野生のアベニーの姿を撮影したYoutube動画を見つけたのでシェアしますね。
▲アクアライフ2015年7月号「大美賀隆のインド見聞録 魅惑の水中シーン」アベニーパファーの遊泳
バックナンバーになりますが、アクアライフの205年7月号に
- 大美賀隆のインド見聞録第2回 魅惑の水中シーン インドの水中で出会ったシクリッドやアベニーパファーなどの、その現地の姿に迫った
という特集があり、その際に撮影した動画のようです。
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出身地(生息地)によるアベニーパファーの違い
南インド出身のアベニーパファーとスリランカ出身のアベニーパファーでは、模様や体形に違いがあるとされています。
南インド出身のアベニーパファーはスリランカ出身のアベニーに比べると性格が若干きつく、全長が4cmと大きい傾向があるそうです。
ただ、アクアショップには1.5~2cmの小さなアベニーがやってくることがほとんどなので4cmは自然界のみのサイズたと考えられます。
我が家でこれまで28匹飼育しましたが1番体が大きい子でも一般的にアベニーの最大サイズと言われる3cmにいたりません。
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終わりに
さて、アベニーパファーたちの故郷についてお届けしましたがいかがだったでしょうか。
好きな人の生まれ育った場所を知りたくなるのと同じく、大好きなアベニーパファーの生まれ育った場所を知りたい!と思いこちらの記事のためにあれこれ調べましたが、彼らのバックグラウンドが分かりますます愛おしくなりました。
はるばる遠い国から我が家にきてくれたアベニーたちに感謝です。毎日癒しをありがとう!
では、素敵なコフグライフを!