アベニーパファーへの愛が強いあなたは今、「アベニーたちの喧嘩がやまないこと」「病気や拒食症で次々に亡くなってしまうこと」に激しく心を痛めていませんか?
アベニーたちの健やかな生活を願えば願うほど、喧嘩をする姿や亡くなる姿はとてもつらく、大きな心的ストレスになりますよね。私もついこの間まで激しく心を痛め、次々にアベニーたちが星になる悪夢にうなされるぐらいストレスを感じていました。
さて、今回はアベニーたちとの暮らしの中で心的ストレスを感じてしまった飼い主さんに向けて、私が熱帯魚のプロから学んだアベニーパファ―飼育者に必要な心構えをシェアします。
アベニーパファ―飼育者に必要な心構え
1.アベニーは闘魚だと思って覚悟する!
アベニーパファ―を愛する飼い主としては、みんなが水槽内で仲良く健やかに過ごしてほしいというのが共通の願いだと思います。
ですが、「アベニーパファ―は気性の荒いフグ」だということを忘れてはいけません。
愛くるしいさまから、ついつい気の荒い生き物だと言うことを忘れてしまいがちですが、「みんな仲良く」はフグ界にはないルールで、人間の勝手なルールなのです。
「みんな仲良く」を強く願いすぎると、いじめっ子にイライラしたり、いじめられている子にハラハラしていては飼い主のメンタルが持ちません。そして、アベニーたちも人間の理想を押し付けられてはいい迷惑です。
必ずオス同士の縄張り争いがおこり、ボスが誕生します。
飼い主はフグの特性を理解し、それを見守る覚悟が必要なのです。
おそらくインスタやYoutubeでみんなが仲良くしているアベニーの姿を見て、自分の力不足を感じているかもしれません。ですが、みんな仲良くしている状況はプロから言わせれば「一時的に調子がいいときなんだと思うよ」とのことでした。
私に起きた変化
アベニーの喧嘩がやまなくてつらいという私の訴えに、熱帯魚のことを熟知しているアクアショップの店長さんはあっさり「フグは本来そういうものだから」と答えてくれ、私も目が覚めました。
店長さんの言葉を受け、毎日喧嘩のやまない水槽を見ては心を痛めていましたが、今は水槽内はコロシアムで戦士たちが己の威厳をかけて戦っていると思って見守るようになりました。
もちろん、けがをした子が病気にならないように観察は怠りません!
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2.淘汰される子がいるのは当たり前!
可愛いアベニーが拒食症や病気でお亡くなりになったら、しばらく気持ちが沈みますよね。
特に病気の子を薬浴したり拒食の子を分離して個別に餌をあたえるなど、できる限りの努力をしたのに報われなかったときには自分の無力さに震えます。
ですが、水槽内もアベニーたちにとっては自然界。弱い子は淘汰されていくのです。
飼い主としては、弱い子が逃げ込める隠れ家を用意して、しっかり水質管理と餌やりをするという責務を果たせば、あとはアベニーたちの自然のルールにまかせる覚悟も必要です。
もちろん、病気や拒食に対して何もなくていいというわけではありません。飼い主のあなたが、できることをしてあげることは問題ありません。
ただ、淘汰されてしまったアベニーには「今日まで一緒にいてくれてありがとう」と感謝の気持ちを告げて引きずらない覚悟が必要です。
私に起きた変化
アベニーが水カビ病で次々に亡くなっていくことがとても悲しいという私の訴えに、熱帯魚のことを熟知しているアクアショップの店長さんはあっさり「必ず淘汰されるものだから」といった言葉で覚悟を決めました。
店長に出会う直前まで、病気になったアベニーが薬浴を始めた当日もしくは翌日には亡くなることが続き、「私がとどめをさしてるのでは?」という自責の念でかなり沈んでいました。
ですが、「必ず淘汰されるもの」という言葉をうけ「どんより沈むのは今日で終わり!アベニーと過ごせる日々を精一杯楽しもう!」という心持に代わることができました。
もちろん、病気や拒食の子が出ないように注意を払っていますよ!
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3.焦らずアベニーと根比べすべし!
アベニーパファーがなかなか餌を食べない、姿を見せてくれないなど、飼い主としてやきもきすることは多いと思います。
そんな時に忘れていけないことが2つあります。それは、
- 現代人はすぐに反応がないと焦ったり諦める癖がある
- アベニーたちにはアベニーたちのペースがある
です。
新しい餌をあげたとき2日~3日食いつかないからってすぐに諦めてませんか?怖がりさんでなかなか姿を見せてくれないとがっかりして興味が薄れてませんか?アベニーたちが喧嘩を始めたらすぐに隔離していませんか?
水槽の中で起こるアベニーの日常を私たち飼い主は理想に近づけようとしてしまいがちです。
ですが、水槽の中でのアベニーたちの日常は彼らの領分。彼らのペースをじっくり見守り、飼い主の理想とアベニーたちのペースの落としどころに至るまで、じっくり根比べをする覚悟が必要です。
私に起きた変化
店長さんがおすすめする人口餌をアベニーたちが食べなかったという話をしたときに「飼い主とアベニーの根比べだよ」といわれ、そういえば1~2回あげて食べなかっただけで諦めていたなと反省しました。
アベニーの健康を考えて、店長おすすめの餌の餌付けも頑張ろうと気持ちを新たにしたのでした。
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プロ視点のフグとの付き合い方を知って【私の変化】
アベニーパファ―を飼育し始めたころ、私はアベニーを実際に飼育してる方のブログやインスタの情報をかいつまんで情報を得ていました。その情報から「我が家のアベニーたちには元気で仲良く暮らして欲しい」という私の願望重視で接していたため、なかなか理想通りにならない現実にへこんでいました。
特に「アベニーたちの喧嘩がやまないこと」「病気で次々に亡くなってしまうこと」に自分の力不足なのでは?とはかなりのショックをうけ、夢に見るくらい。
ですが、アクアショップの店長さんとお話しする中で「プロ視点でフグを飼育するとはどういうことか」という話を聞いて、アベニー飼育に向きあう姿勢が変わりました。
そうすることで、これまでのストレスもひとつの楽しみに転換でき、よりアベニーの飼育を楽しむことができるようになったのです。
今回、私に起こった思考や発想の転換を含めて「心構え」という形でシェアしましたが、いかがだったでしょうか。
この記事を読んだあなたの落ち込んでいた心が晴れやかになり、新たな覚悟とともにアベニパファーたちの飼育に臨むことができるようになっているとうれしいです。
私の考え方を変えてくれた貴重なお話を聞かせてくれたのはJR阿佐ヶ谷駅から徒歩5分にある「あくあしょっぷ石と泉」の店長さん
雇われ店長ではなく個人でアクアショップを15年以上経営されている筋金入りのプロ!お魚への愛情と知識が半端なく、質問すればいろいろなことを教えてくれます。我が家のアベニー3期生はこちらのお店からお迎えしました。
かなりマニア向けの上級者が好むような熱帯魚が色々いるので水族館並みに面白いです。ぜひ訪れてみてくださいね。
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