アベニーパファーを飼うには「何を買い揃えたらいいのか」気になりますよね。今回は「お迎え前の初期アイテム」から「飼育スタート後の買い足しアイテム」まで順を追って紹介します。
「できることなら本当に必要なものを無駄なく買いたい!」というのが本音だと思います。なので、私が20匹以上のアベニーを飼育する中でいろいろと試したアイテムの中から本当に必要なものを厳選してお伝えしますね。
なお、こちらの記事はアベニーのみならず熱帯魚自体を初めて飼うアクアリウム超初心者さんに向けた内容です。
- アベニーパファーをお迎えする前に買い揃えるアイテム
- 【一覧】お迎え前アイテム17種をざっと確認する
- 1:水槽
- 2:水槽用マット(セイフティマット)
- 3:水槽用のフタ
- 4:水槽用ヒーター
- 5:水温計
- 6:水質調整剤(カルキ抜き・塩素中和剤)
- 7.栄養剤(ビタミン・ミネラル)
- 8:濾過フィルター
- 9:濾過バクテリア
- 10:エアレーション用品一式(エアポンプ、チューブ、エアストーン)
- 11:水槽用の照明器具(LEDライト)
- 12:底砂(砂利・砂・ソイル)
- 13:レイアウト用品(水草や隠れ家になる置物)
- 14:水草メンテナンス用品(ピンセット/トリミング用ハサミ)
- 15:水替え・お掃除用品(メンテナンス用品)一式
- 16:水質検査用品(シート・薬・機器)
- 17:電源タップ(OAタップ)
- 18:水槽台
- アベニーと一緒に買い足すアイテム
- 飼育状況に合わせて買い足すアイテム
- 終わりに
アベニーパファーをお迎えする前に買い揃えるアイテム
アベニーパファーをお迎えする前に水槽内の水づくりをしておく必要があります。アクアリウム界ではこれを「水槽の立ち上げ」と呼びます。水槽の立ち上げについて先に気になってしまった方はこちらの記事を読んでから戻ってきてくださいませ。

では、まずは水槽の立ち上げに必要なアイテムから紹介していきましょう。
【一覧】お迎え前アイテム17種をざっと確認する
まずはざっと内容を確認したい方はこちらの一覧をご覧ください。
アイテム | 必須区分 | |
1.水槽 | 必須 | |
2.水槽用マット(セイフティマット) | 必須 ※水槽とセットのことが多い |
|
3.水槽用のフタ | 必要に応じて ※水槽とセットのことが多い |
|
4.水槽用ヒーター | 必須 | |
5.水温計 | 必須 | |
6.水質調整剤(カルキ抜き・塩素中和剤) | 必須 | |
7.栄養剤(ビタミンミネラルなど) | 必須 ※これはかなり重要 |
|
8.濾過フィルター | 必須 | |
9.濾過バクテリア | 必須 | |
10.エアレーション用品一式 | 1)エアーポンプ | 必須 |
2)チューブ | 必須 | |
3)エアーストーン | 必須 | |
4)逆流防止バルブ | 必要に応じて | |
11.水槽用の照明器具(LEDライト) | 必須 | |
12.底砂(砂利・砂・ソイル) | 必須(水草上内ならなくてもOK) | |
13.レイアウト用品 | 1)水草 | 必要に応じて |
2)石 | ||
3)置物 | ||
14.水草メンテナンス用品 | 1)ピンセット | 水草を植えるなら必要 |
2)トリミング用はさみ | ||
15.水替え・お掃除用品一式 | 1)バケツ | 必須 |
2)排水ホース (水替えポンプ) |
||
3)スポンジ (メラミンスポンジ) |
||
4)タオル(雑巾) | ||
16.水質検査用品(シート・薬・機器) | ||
17.電源タップ | 必要に応じて | |
18.水槽台 | 必要に応じて |
ではそれぞれのアイテムについて解説していきましょう。
1:水槽
絶対に必要なのが水槽ですね。これがなければ何も始まりません。水槽は素材(ガラス・アクリル)やデザイン(枠あり・枠なし)、大きさなどを考えると何百種類もあります。
最近は小型水槽が人気で、アベニーパファ―を小さなボトルや20~30cmの小型水槽で飼育している写真や記事を見かけると思います。
ですが、小さな水槽は玄人向け。水槽内の水の容量が少ないと水質管理が難しく、アクアリウム初心者だと水質悪化から、せっかくお迎えしたアベニーを病気に追い込む率が高まります。
これを知ったうえで小さな水槽にするのか大きめの水槽にするのか決めなくてはなりません。アベニーパファー飼育のためにはどんな水槽を選ぶべきかは別の記事で詳しく解説しますね。
我が家で使っている水槽
我が家では最終的にGEXさんのグラステリア600(W600×D300×H400cm)に落ち着きました。
楽天さんで外部フィルターとLEDライトまでついたお得なセットがあったのでリンクを貼っておきますね。
2:水槽用マット(セイフティマット)
水槽用マットは、水槽と水槽を置く台の間に敷くマットのことです。セーフティマットと呼ばれることもあります。
アクアリウム初心者は「え?そんなの必要?」と思いがちですが、水槽の次に必須なアイテムです。
水槽用マットなしにアベニーパファーの飼育を始めてしまうと後で後悔することになります。どうして水槽用マットが必要なのかをここで解説すると長くなるので別の記事で詳しく解説しますね。
3:水槽用のフタ
水槽用のフタは絶対に必要なアイテムではありません。ただ、フタがあるメリット・デメリットを知ったうえで購入するかしないか判断する必要があります。
【水槽用のフタ】メリット・デメリット | |
メリット | 1.魚の飛び出しを防ぐ 2.地震の際の水漏れを防ぐ 3.水槽内の水の蒸発を抑える(特に冬場) 4.エアレーションなどの水はねを防ぐ |
デメリット | 1.フタの形状によって餌やりやメンテナンスが面倒になる 2.上からの観賞性が低くなる 3.水槽周辺用品の設置が制限される 4.ライトの光量が低下し背の低い水草が成長しにくくなる |
水槽のフタは、水槽のへりまでなみなみと水を入れるならフタは必須アイテムと言えますね。
なお、上記のメリット・デメリットの詳細をここで解説すると長くなるので別の記事で解説しますね。
4:水槽用ヒーター
水槽用ヒーターは水槽の飼育水を加熱し水温を一定に保つための装置です。
アベニーパファーは熱帯魚に属するので低温には弱い生き物です。よって、年中24~28度をキープしてあげる必要があります。そこで必要なのが水槽用のヒーターなのです。
水槽用のヒーターにもいろいろ種類があり、細かく水温を調節・指定できるものや決められた一定の水温に昇温してくれるものがあります。
水槽サイズやキープしたい温度に合わせたヒータを購入する必要があります。どんなヒーターを選ぶのがいいかは↓こちらの記事で解説しています。

我が家で使っているヒーター
mocci家では歴代GEXさんのヒーターを使ってきました。現在は60cm水槽でセーフカバーナビパックSH300を使っています。
5:水温計
水温計はその名の通り水槽内の水の温度をはかるアイテムです。
「ヒーターを入れていれば大丈夫じゃないの?」と思うかもしれませんが、ヒーターは壊れる可能性があるので、日々のチェックのために水温計は必須です。
水温計も大きさやメモリの細かさ、デジタルかアナログかでいろいろな種類があります。水槽サイズや好みに合わせた水温計を購入しましょう。
我が家で使っている水温計
mocci家では最初はGEXさんの「クリスタル水温計SS」を使っていましたが、現在はテトラさんの「デジタル水温計」を愛用しています。
6:水質調整剤(カルキ抜き・塩素中和剤)
水質調整剤は水道水に含まれる有害物質(塩素や重金属等)を無害化する液体です。
アベニーパファーは淡水魚ですが、水道水をそのまま水槽に入れて飼育することはできません。必ず有害物質を除去してあげる必要があります。
水質調整剤もいろいろ種類がありますが、最低でもカルキと重金属を除去するものを選びましょう。
水質調整剤についての詳細は別の記事で紹介しますね。
我が家で使っている水質調整剤
mocci家では次のような遍歴で使用アイテムを変更しました。
1:(アベニーライフ初期):チャームの「Q10スタート」
2:(アベニーライフ中期):ナプコ・リミテッド・ジャパンが輸入販売している「コルドン・ノバクアプラス」
3:現在:バイコムの「お魚が元気になるカルキ抜き」
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【ナプコ】コルドン ノバクアプラス |
7.栄養剤(ビタミン・ミネラル)
アベニーパファーや他の熱帯魚たちは、口から食べるエサから栄養を取り入れるだけでなく、エラから水中の栄養素を取り入れます。
特にアベニーパファーはお迎え当初は餌を食べなかったり、体調を崩しやすいのでしっかり飼育水に栄養を入れておくことがポイントになります。
我が家でも1期生と2期生はお迎え当初にすぐ天に召される子が多かったのですが、アクアシステムさんの「ミネラルバランス」を入れる用になってから、天に召される率がグッと減りました。
なのでお迎え前の初期の必須アイテムとして入れています。
我が家で使っている熱帯魚用の栄養剤
ちなみに、最初の頃は複数の栄養剤を投入していたのですが、コストも手間もかかるので「これ1本!みたいなのに変えたい」とお店の方に相談したところ、アクアシステムさんの「ミネラルバランス」をお勧めされ、以後こちらを愛用しています。
8:濾過フィルター
濾過フィルターは水槽内の水をきれいにする装置です。
濾過フィルターは水質を安定させる方法のひとつで、水槽内の水をフィルターに通して、排泄物や水草の枯葉、餌の食べ残しなどのゴミや浮遊物を取り除くために使用します。
濾過フィルターもいろいろな種類があります。大きく分類するなら次の4つに分けられます。
【濾過フィルターの4つの分類】
- 上部フィルター(水槽の上部に取り付けるタイプ)
- 外掛フィルター(水槽に引っ掛けて取り付けるタイプ)
- 外部フィルター(水槽の外部に設置するタイプ)
- 底面フィルター(水槽の底面に設置するタイプ)
初心者には手入れがしやすい外掛フィルターか上部フィルターがオススメです。フィルターについての詳細は別の記事で紹介します。
アベニーパファー飼育者の中には濾過フィルターを使っていない方もいるようですが、濾過フィルターなしの場合、食べ残した餌をすぐに捨てる、毎日1/3程度の水を変えるなどのこまめなメンテナンスが必要です。
我が家で使っている濾過フィルター
9:濾過バクテリア
濾過バクテリアは、水槽内の水をきれいにしてくれる微生物たちのことです。
アベニーたちを飼い始めると水槽内は先ほどの濾過フィルターではきれいにできない有害物質が発生します。それらをきれいにしてくれるのが濾過バクテリアです。
濾過に必要なバクテリアは増えるまでにしばらく時間が必要なのでアベニーをお迎えする前に投入する必要があります。
濾過バクテリアもいろいろ販売されているので、何がポイントでどれがおすすめか別の記事で紹介します。
我が家で使っている濾過バクテリア
10:エアレーション用品一式(エアポンプ、チューブ、エアストーン)
エアレーションとは、水槽内の水に酸素を溶かし込むことを指します。水槽でぷくぷくと空気の泡が出ているのを見たことがあると思いますが、あれです。
エアレーションには、エアポンプ、チューブ、エアストーンの3アイテムが必要になります。
プラスアルファで水がチューブに逆流するのを防ぐ逆流防止バルブを購入する場合、エアレーション用品一式は4アイテムになります。
アベニーパファーが生活するために必要な酸素は、濾過フィルターから排出される水によって起こる水面のゆらぎによって賄えるのですが、わざわざエアレーションが必要な1番の理由は、濾過バクテリアを増やすためです。
アベニーたちが快適に暮らす水をつくるには濾過バクテリアが必要です。その濾過バクテリアを効率よく増やすには大量の酸素が必要なので、結果的にアベニパファー水槽にはエアレーションが必要ということになるのです。
エアレーション用品もいろいろ販売されているので、何がポイントでどれがおすすめか別の記事で紹介します。
我が家で使っているエアレーション用品一式
我が家ではエアポンプは水作さんの水心、チューブはスドーさんのエアーチューブ、エアストーンはスドーさんのを使用しています。
11:水槽用の照明器具(LEDライト)
室内の電気だけでは水槽内は明るくなりません。そこで水槽用の照明器具が必要になります。
水槽用の照明には大きく分けると観賞魚用と水草育成用の2タイプがあり、多くの商品が観賞魚用になります。
もしも、アベニーパファ―とともに水草(特に前景用の背丈の引くい水草)をきれいに育成したいなら、水草育成に必要な波長をだしている照明器具を選ぶ必要があります。
単に「アベニーたちを見られれば幸せ♪」というのであれば、水槽サイズに合わせた観賞魚用の照明を購入すれば問題ありません。ある程度の高さがある水草なら育ってくれます。
水槽用照明選びのポイントも別の記事で紹介します。
我が家の照明器具(LEDライト)
我が家では歴代GEXさんのLEDライトを使っています。今は60cm水槽に「クリアLEDパワースリム600ブラック」を設置しています。
12:底砂(砂利・砂・ソイル)
水槽の底に敷く底砂(砂利・砂・ソイル)は、濾過バクテリアの住処にもなるのできれいな水を作るために必要です。
底砂は、砂利・砂・ソイルなどいろいろな種類があり、入れる種類によっては水質(酸性・アルカリ性)が変化します。
アベニーパファーは弱酸性~中性の水質を好むので、水槽内に投入した際に弱酸性から中性を維持できるものを選ぶ必要があります。
また、掃除のしやすさも考慮したうえで選ばないとあとあとめんどくさいことになるのが底砂です。底砂選びについても別記事で紹介します。
ちなみに、アベニーパファ―たちは底砂のいろによって体の色が変化します。我が家では4回底砂の種類を変えたのですが、そのたびに同じアベニーの体の色が変化しました。底砂とアベニーの体色についても別記事で紹介しますね。
我が家の底砂(砂利・砂・ソイル)
mocci家では4回底砂を変えたのですが、4回目で使ったコトブキ工芸さんのろかジャリを使用しています。60cm水槽2cmくらい砂利を敷くのに6L使いました。
13:レイアウト用品(水草や隠れ家になる置物)
アベニーパファーたちは、かわいい容姿をしていますが気の荒いフグの1種です。基本的にはオスたちは縄張り争いをし、ボスが誕生していきます。
ただ、アベニーパファーの性格は様々で、気が強い子がいれば気の弱い子もいます。
気の弱い子たちが隠れられる場所を水草や置物で作ってあげる必要があるので、複数匹飼育する際には必須アイテムです。
ちなみに、アベニーたちは思わぬ場所で休憩したり寝たりするので見たい姿から水草や置物を選ぶのがおすすめです。
これまでに我が家で投入した水草の良しあしとアベニーたちの可愛い姿が見られたアイテム(置物)については別記事で紹介しますね。
14:水草メンテナンス用品(ピンセット/トリミング用ハサミ)
アベニー水槽に水草を投入するのであれば必要なアイテムです。
普通のピンセットやハサミでも代用はできなくありませんが、アクアリウム専用は使いやすいように工夫されているので、せっかくなので揃える方がよいでしょう。
我が家で使っている水槽メンテナンス用品
mocci家ではGEXさんのピンセットとハサミ(シザー)を使用しています。
15:水替え・お掃除用品(メンテナンス用品)一式
アベニーお迎え前の水槽の立ち上げに必要なのは次のアイテムです。
- バケツ
- 排水ホース(水替えポンプ)
- スポンジ(メラミンスポンジ)
- タオル(雑巾)
アベニーパファーお迎え前の水槽立ち上げ時には、底砂の種類によっては水に濁りがでて何度か水を入れ替える作業が必要だったりします。
なので、②の排水ホース(水替えポンプ)は持っていた方が便利です。
飼育後にはもう少しお掃除アイテムが必要になるのですが、それは後ほど紹介します。
我が家で使ってるお掃除用品
我が家で使ってるお掃除用品のうちバケツはかなりおすすめなのでここにものせておきますね。我が家にあるお掃除用品一式は別途レビュー記事を書こうと思います。
16:水質検査用品(シート・薬・機器)
水槽内の環境がアベニパファーたちにとって快適なものになったかは、見た目だけでは確認ができません。
そこで必要になるのが水質検査薬やシート、水質チェッカーなどの機器です。
水質検査が必要な項目はいろいろありますが、最低でもpH(ペーハー)は、チェックするものと思っていればOKです。
我が家で使っている水質検査用品
mocci家ではテトラさんのテトラテスト6in1を使用しています。
【テトラ】テトラテスト6in1試験紙(淡水用)水質検査試験紙
17:電源タップ(OAタップ)
意外と盲点なのが電源タップ。電源タップは複数のコンセント差し込み口がある延長コードのことです。
水槽立ち上げの際には、最低でも4つのコンセントを差し込む口が必要になります。(ヒーター、フィルター、ライト、エアレーション用品)
飼育を始めてから他のアイテムも追加するとなると合計6個の差し込み口を使うことになります。(水槽用クーラー、産卵箱用のエアレーション)
18:水槽台
水槽台はその名のごとく水槽を置く専用の台のことです。
「え?そんなのわざわざ必要?カラーボックスじゃだめなの?」とアクアリウム初心者だと安易に考えてしまいがちですが、場合によってはとっても危険なので注意が必要です。
水槽を設置するときには耐荷重をしっかり確認する必要があります。
水槽の総重量より少ない耐荷重の台に置いてしまうと、あるとき台が壊れて大惨事になってしまいます。
水槽本体だけなら、60cm水槽でも10kgくらいですが、砂利を敷いたり水を入れたりすれば80kg以上になります。
選ぶ水槽サイズや中に入れる底砂の重量などを計算して、それに見合った耐荷重の台を購入する必要があります。
1番安全なのは水槽専用に作られた台を購入することです。ですが、どうしても費用を抑えたいなら、組み立て式の棚でも横置きなら耐荷重80kgのものがあるので、それに合わせた水槽重量になるサイズで飼育をするという選択肢もあります。

アベニーと一緒に買い足すアイテム
水槽の立ち上げが済んだら、いよいよ念願のアベニーパファーのお迎えです。
アベニーパファーをお迎えするときに合わせて買い揃えるアイテムを紹介します。
【一覧】アベニーと一緒に買い足すアイテム6種をざっと確認する
まずはざっと内容を確認したい方はこちらの一覧をご覧ください。
アイテム | 必須区分 |
1.餌 | 必須 |
2.水槽用のスポイト | 必要に応じて |
3.エサ皿 | 必要に応じて |
4.ろ過装置(フィルター)のろ過材スペア | 必須 |
5.水槽用ネット(熱帯魚用の網) | 必要に応じて |
エサ、栄養剤、ろ過装置のろ過材スペアはなくなれば買い足すアイテムです。
1:餌
アベニーパファーはとってもグルメなので、一般的な熱帯魚用の餌は食べません。アベニーパファーが好む餌を購入する必要があります。
我が家では、冷凍アカムシ、人口飼料のクリルグラニュールパッファ、生餌のブラインシュリンプをあげています。
クリルグラニュール パッファは、どうも美味しいようでアカムシよりもこちらを好むアベニーが多くいます。
※クリルグラニュールは残念ながら廃盤となりました。
アベニーの餌についてはいったいどんなものなの?という疑問があると思うのでこちらの記事にまとめました。

我が家であげている餌
我が家では冷凍アカムシとジュン (JUN) クリルグラニュール パッファを毎日2回あげ、拒食症の子ややせ始めたアベニーが見受けられたらテトラさんのブラインシュリンプエッグスを与えています。
※現在はクリルグラニュールが廃盤になったため赤虫をあげています。

我が家であげている赤虫とブラインシュリンプ

2:水槽用のスポイト
水槽用のスポイトは、アベニーパファーたちの餌やりや、ちょっとしたゴミを吸い出すのに便利なアイテムです。
アベニーたちは餌を食べ散らかしたり残したりします。水槽内に残った餌は水質を悪化させる要因になるので、こまめにスポイトで吸い出すのがベスト。
別にいいやと思わずに1本用意しておくことをお勧めします。
我が家で使っている水槽用スポイト
我が家ではGEXのスポイトを餌やり&ちょっとしたお掃除用に愛用しています。中が汚れてもお掃除できるので長く愛用できますよ。長さの違う2本を使ってます。
3:エサ皿
エサ皿はその名の通り、餌を入れるお皿です。
餌が水槽内に散らばったり、砂利の間に埋もれてしまうのを防ぐ目的で使用します。
先ほどもお伝えしたように水槽内に残った餌は水質悪化につながります。なので、なるべくお皿の上に餌がとどまるようにした方がよく、エサ皿を用意する方がベターです。
我が家で使っているエサ皿

砂利の上にお皿を置きっぱなしにするとコケが生えやすかったので、吸盤タイプを使っています。しばらくするとコケは生えますが砂利の上に置くより、コケが生えるスピードが遅いように感じてます。時々入荷待ちになっているので同じのが欲しい場合には在庫があるうちに購入した方がよいです。
4:濾過装置(フィルター)内のスペア
濾過フィルター内のろ過材は交換が必要なアイテムです。
フィルター内のろ過材がその役目を果たさなくなると水質が悪化してしまうので、早めにスペアを用意しておくのがおすすめです。
ちなみに、濾過フィルターは水槽立ち上げ時とそれ以降では中身を変えた方がよく、裏技的な使い方があります。別の記事で裏技を紹介しますね。
5:水槽用ネット(熱帯魚用の網)
水槽用ネットは、熱帯魚をすくいあげる網のことです。
アベニーパファーは小さいので、小さめの網があればいいように思いますが、水槽サイズが大きい場合には大きめの網の方が捕まえやすいです。ミニサイズの網を購入したのですが、60cm水槽だとアベニーの泳ぎが早すぎでつかまえられないこともしばしば。
多めにすくって、その中から1匹をピックアップする方が時間短縮になります。

飼育状況に合わせて買い足すアイテム
アベニーパファーたちの飼育を始めると水槽内の環境やアベニーたちの体調が刻々と変化していきます。ここから紹介するアイテムは、先に用意してもいいですし、状況に応じて都度買い足してもOKです。
ただ、買い足しアイテムはあげ出すときりがないのでアベニーたちの健康に影響する水質や水温安定にかかわるものに厳選してピックアップします。
【一覧】飼育状況に合わせて買い足すアイテム8種をざっと確認する
まずはざっとアイテムを確認したい方はこちらの一覧をご覧ください。アイテム名をクリックすると詳細にジャンプするようにしてあります。
飼育状況に合わせて買い足すアイテムは上げればきりがないので、アベニーの健康に関係するアイテムに絞っています。どれも任意アイテムです。
アイテム | 概要 |
1.お掃除用品 | 普段使用するフィルターやスポイトなどを使い込んだ際に必要となるアイテム |
2.コケ取り用品 | 水槽内のコケが増えてきたときに使用するアイテム |
3.お掃除・コケ取り生体(タンクメイト) | 水槽内のコケが増えてきたときに混泳させる他の熱帯魚 |
4.飼育箱(サテライト) | 卵を産んだときまたは隔離する際に使用するアイテム |
5.薬 | 病気になった際に使用する薬 |
6.照明器具用タイマー | 照明のオンオフを自動化するアイテム |
7.水槽用の冷却ファン、クーラー | 夏場に水温を下げるアイテム |
8.水槽用の自動給餌器(オートフィーダー) | 餌やりができない時に使用するアイテム |
1:お掃除用品
アベニーパファーたちの飼育をしていくと、水槽立ち上げ時に購入した水槽用のスポイトやフィルターのホースに汚れが目立つようになっていきます。
アクア用品にぴったりあうブラシなどはなかなか100円ショップにも見当たらないので、各メーカーが出しているお掃除用品を購入するのがベストです。
我が家で使ってるお掃除用品一式は別の記事でレビューを交えて紹介したいと思っています。
2:コケ取り用品
アベニーパファーを飼育し始めると水槽内のコケに悩む日がやって来ます。
水槽内の微生物たちの生態系が完璧になれば、長期間コケが生えない状況になることもあるのですが、なかなかそうもいきません。
そこで、物理的な道具でコケを除去したり、コケを抑える液体を入れたりしてなるべくコケが生えないようにしていきます。
我が家ではコケを抑える液体はこちらを使っています。
特に水槽の側面に生える苔は、スマホでかわいいアベニーたちの姿を撮ろうとしたときに邪魔になります。
コケ取りについては別の記事でも語りたいと思います。
3:お掃除・コケ取り生体(タンクメイト)
お掃除・コケ取り生体とは、エビ(シュリンプ)、オトシンクルス、コリドラスといったコケを食べたり、底砂の上に残った餌をきれいに食べてくれる熱帯魚たちのことです。
水槽内のコケは、水槽の側面だけでなく水草やレイアウト用の石や置物、砂利にも発生します。それらをきれいにしてもらうために投入します。
コケとり生体ならどんなコケでも食べるわけではないので、水槽内のどんなコケをきれいにしてほしいかによって、どの生態をお迎えするかを考えなくてはいけません。
また、アベニーパファ―水槽の場合、一緒の水槽に入れる生体には注意が必要です。
アベニーパファーは歯があり気が荒いので、他の魚のしっぽをかじったり、甲殻類は大好物なので、エビを食べてしまうこともあります。
アベニーパファーの混泳については↓こちらの記事に詳しく書いています。
4:飼育箱(サテライト)
飼育箱(サテライト)は小さな隔離ケースのことです。
飼育箱(サテライト)は、アベニーパファーが卵を産んだときだけでなく、アベニーがケガや病気をした際の治療病棟や拒食気味の際に様子を見るための隔離施設として使います。
とはいえ、アベニーは隔離されるとストレスで弱るので、水カビ病であればメイン水槽で飼育したまま治療する方が治る率が高く、他の不調だとしてもよほどのことがなければ隔離しない方が長生きします。(我が家調べ)

ちなみに、水質や温度を管理できるのであれば、100円ショップで購入できるタッパーやプラコップでも飼育箱の代用は可能です。ただ、水槽内に固定させておくには工夫も必要なので、既製品を1つ持っておく方が得策です。
なお、飼育箱(サテライト)は水槽内に設置するタイプと水槽外側に設置するタイプがあります。稚魚の飼育まで考えると外掛け式が断然おすすめです!

我が家で使っている飼育箱(サテライト)
mocci家では最初は日本動物薬品(ニチドウ)さんの産卵箱セット(水槽内に取り付けるタイプ)と超小型容器をサテライトとして使用していましたが、現在はスドーさんの「サテライトスリムM」を愛用しています。
5:薬
アベニーパファーも病気になります。ネット上でよく言われるのが「白点病」ですが、我が家で実際にアベニーがよくなるのが「水カビ病」です。
病気になってから薬を買いに行くまでに時間がかかるようであれば、先に1つ用意しておくのが得策です。
熱帯魚用の薬もたくさん種類が出ていますが、水槽内のバクテリアにも影響を与える薬もあるの薬選びと使い方も重要です。
バクテリアへの影響の違いは↓この記事に書いています。

我が家で使っている薬
知識がなかったころに熱帯魚用の薬を3タイプいましたが、仲良しのアクアリムショップ店長さんにこの薬で十分だと言われたのでこちらだけ使っています。この薬は水槽内で重要な微生物たちに影響しないのでこれがいいと言われました。
6:照明器具用タイマー
照明器具用タイマーは設定した時間に照明を切ったりつけたりしてくれるアイテムです。
仕事などで家を空ける時間が多い人は持っておきたいアイテムです。
なぜなら、水槽内のコケの発生を極力抑えるには、照明をつけている時間を8時間に抑える必要があります。
自分が家に居る時間帯に照明がついているようにするので、仮に夜22時に電源を落とすとしたら14時に電源を入れる計算になります。14時に家に居ないのであれば、タイマーで設定しておけば安心です。
また、忙しい日や疲れ切って寝てしまったときにも自動で電源を切ってくれるので安心です。
照明器具用のタイマーはちょっと高額ですが、ケチらず利用する方が時間に縛られずに他のことに取り組めてます。
我が家で使っている照明器具用タイマー
LEDがGEXさんの商品なので同じGEX商品にしました。コンセントを間違って抜いてしまうと毎回設定しないといけないのが面倒ですがこれがあるおかげで他の作業に集中することができています。
7:水槽用の冷却ファン、クーラー
水槽用の冷却ファンやクーラーは水槽の水を冷やす装置です。これは夏場に室内の温度が水槽に影響する場合に使用します。
水槽のふちに取り付ける扇風機タイプを冷却ファン、外付けの装置に水を通して冷やすタイプをクーラーと呼んでいます。
アベニーパファーの飼育を始めたら、夏場あ部屋のクーラーはつけっぱなしになると思っていた方がいいです。クーラーを切ってしまうとアベニーたちの水槽が外気の影響で温まりすぎてしまうからです。
アベニーパファーは24~28度の水温を好み、29度になると拒食になるとの情報があるので、夏場に28度以上になるようなら買い足しましょう。
部屋のクーラーをつけていても28度を超えてしまう場合、または部屋のクーラーをつけっぱなしにしたくない場合に、水槽だけ冷却ファンか水槽用クーラーで冷やすという使い方をします。
我が家で使った冷却ファン
8.水槽用の自動給餌器(オートフィーダー)
自動給餌器(オートフィーダー)は、その名の通り自動で餌やりをしてくれる機器です。
仕事や飲み会で遅くなって餌をやる時間に帰ってこれない!旅行でしばらく家を空けなきゃいけない!そんな時に利用するアイテムです。
オートフィーダーには難点がありアベニーパファーたちの餌は少量でよいので餌が出る部分を狭く加工したり、12時間または24時間間隔の設定しかできず、アベニーたちの食べ残しが水槽内でカビたりしてしまいます。
これは実際に使った際のレポートを後日記事としてアップしますね。
我が家で使った自動給餌器(オートフィーダー)
今年のお正月に2日間家を空けるのでテトラさんのオートフィーダー AF-3を使用してみました。使用レポは後日!
今気になってる自動給餌器(オートフィーダー)
アクアリウムショップのチラシを見て初めて知ったのですが、スマホから操作できるオートフィーダーがあるそうなのです!今度いりろ情報を集めてみたいと思っています。
終わりに
さて、アベニーパファーとの暮らしで使うアイテム31種を知ってどんな感想をお持ちでしょうか。もしかしたら、アイテムの多さに驚いているかもしれませんね。
こうやって並べてみるとすごくたくさんあってなんだか大変そう!って思ったかもしれませんが、飼育状況によって徐々に買い足せばいいものも多く、お家にあるもので代用することもできます。
いろいろ工夫して自分にあったアイテムをみつけてくださいね。


それでは、素敵なコフグライフを!
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